入れ歯を使っていて、「痛い」「外れやすい」「噛みにくい」と感じることはありませんか?その原因の多くは、顎の骨の状態、特に下顎の顎堤(歯槽骨)の吸収にあります。
この記事では、総義歯の模型を例に、顎堤吸収が入れ歯に与える影響を解説します。
※詳しくは【入れ歯・義歯治療】をご覧ください。

高度顎堤(がくてい)吸収とは?
医療の進歩により、平均寿命が延び、歯周病治療も進化しました。
その結果、無歯顎になる年齢は遅くなります。
特に下顎で顎の骨が大きく減って平坦になる「高度顎堤吸収」が多く見られるようになっています。
- 顎堤(がくてい)が低いと入れ歯が安定しにくく、痛みや外れやすさにつながる
- 患者さんごとに顎の形は違うため、同じ入れ歯でも感じ方が変わる
実例で見る顎堤の違い
難しい症例の見分け方
図1模型の顎堤は、高さがあり安定した義歯作製の可能性が高いです。
図2模型の顎堤(がくてい)は、平坦で、難しいといわれる状態です。
図1:上から観察した模型ですが、同じように見える

図2:正面から観察した模型

海の防波堤に例えると…
- 高い防波堤:波を防ぎ、湾内が安全 → 顎堤が高いと入れ歯が安定
- 低い防波堤:海水が湾内に侵入 → 顎堤が低いと痛み・外れやすさの原因に

入れ歯の痛み・外れる4大原因
- 高度顎堤吸収
- 顎の形状の違い
- 義歯の適合不良
- 咬み合わせの問題

三井歯科医院の対応

顎堤の高さ・形状・噛み合わせ検査

吸着力を高めた義歯設計

定期的な調整で長く快適に使用可能
もう我慢しないでください。入れ歯のお悩みは三井歯科医院へ
長く続く入れ歯の痛みや外れやすさは、主に顎の骨(顎堤)の吸収によって生じます。
この「高度顎堤吸収」に対応するには、高い技術に基づいた精密な義歯の設計が不可欠です。
当院では、患者さんのお口の状態を細かく把握。
保険・自費の選択肢の中から、最も適合性の良い入れ歯を製作・調整いたします。
「噛める喜び」を取り戻すために、まずは専門医にご相談ください。
ご相談はこちら
著者紹介
三井歯科医院 院長
萩原 寛司
出身大学:明海大学歯学部。
卒業後、口腔外科第一講座に入局、6年間勤務、うち、一年間、埼玉医科大学、麻酔科にて研修。退職後、諸先輩のもとで臨床指導を受けるとともに、インプラント、義歯、歯周治療、歯内治療、矯正、小児矯正、審美歯科等、講習会受講。
平成13年、北上尾に三井歯科開設、現在に至る。

